つんく♂ 子守唄を作曲「たくさんの皆様の心に届きますように」

[ 2015年7月21日 15:54 ]

つんく♂がプロデュースした子守唄を初披露したクミコ

 歌手のクミコ(60)が21日、歌手で音楽プロデューサーのつんく♂(46)が作曲・プロデュースを手掛けた新曲となる子守唄「うまれてきてくれて ありがとう」(9月2日発売)を都内のホテルで初披露した。

 日本子守唄協会の創立15周年を記念した「“次世代に歌い継ぐ子守唄”プロジェクト」の楽曲。同協会会長で音楽評論家の湯川れい子さん(79)が、今年4月につんく♂が母校・近畿大の入学式で咽頭がんのため声帯を摘出したことを明かした祝辞に感動し手紙でオファー。すぐに「光栄なことなので、ぜひやらせてください」と快諾のメールが届いたそうで、湯川さんは「それを見ただけで泣いてしまった」と振り返った。

 都内で2度の打ち合わせをした後に、つんく♂が書いた曲に湯川さんが詞を乗せる形で進行。つんく♂は書面で、「俗に言われるポップスというジャンルの曲より、こういう曲ってとてつもないスケール感が必要なので、作曲の幅も無限大でとても難しいです。今回はメロディーが出てくるまでに少々時間がかかりましたが、最初のフレーズが出て来てからは割と早く曲になったと思います」と説明した。

 湯川さんは、「パソコンに打ち込んでモニター越しの会話で交流しましたが、訓練もされているようで“いいですね”“OK”など、かなり音として聞こえる言葉もありました。こちらが逆に励まされました」と吐露。つんく♂も、「どなたかとコラボしながら仕事をすると自分の作品も客観的に見られるので新鮮です。どうかたくさんの皆さまの心の中に届きますように!」と期待を寄せた。

 クミコは、「子供もいなくて結婚もしていませんが、子供を育てるようにしっかり歌わせていただきます」と意欲。10月9日に協会15周年記念のコンサートを東京・豊島区の学習院大百周年記念会館で開催予定で、湯川さんは「つんく♂さんにも、出演をお願いしています」と明かした。

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