萩原流行夫人 都内で2度目会見「名誉回復を一番に」

[ 2015年7月2日 05:30 ]

萩原流行さんの形見のGジャンを着て2度目の会見に臨んだまゆ美夫人

 4月にバイク事故で亡くなった俳優萩原流行さん(享年62)の妻、まゆ美さん(62)が1日、都内で会見した。

 会見は5月22日に続き2度目。警視庁杉並署が先月24日、事故説明を行い、同30日にはまゆ美さんの調書を取ったことを踏まえたもので、あらためて「ネット上にある事件直後の動画などと、食い違う部分が多い」と不信感をのぞかせ「納得のできる捜査を」と訴えた。

 萩原さんのバイクと接触し転倒させた、警視庁高円寺署の護送車両の運転手と、路上に倒れた萩原さんをひいた乗用車の運転手について、杉並署は「自動車運転過失致死傷」の容疑で送検する方針を示した。代理人弁護士は「罪状は妥当だが、こちらが納得できる捜査結果が出ない場合は刑事告訴も考える」とした。まゆ美さんは「真実を知りたい、という警察の言葉を信じたい」とした。

 また、高円寺署からは謝罪の意思を示されているが、まゆ美さんは実況見分時の同署員の言動を理由に拒否している。

 今後は、今秋にも出る見込みの死体検案書を待ち、推移を見守る。それまでは、「事故をたびたび起こしていたと表現されたり、うつ病が原因しているという誤った報道により傷つけられた、萩原流行の名誉を回復することを一番に考える」としていた。

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2015年7月2日のニュース