リリー・フランキー 長澤まさみに「ちょっとHな気分になった」

[ 2015年6月21日 19:21 ]

「海街diary」上映後にティーチインを行った是枝裕和監督(右)とリリー・フランキー

 公開中の映画「海街diary」の是枝裕和監督(53)が21日、出演のリリー・フランキー(51)とともに東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで上映後にティーチインを行った。

 見終わった直後の観客から質問を受ける是枝監督作品では恒例のイベント。だが、この日はリリーがイニシアティブを取り、次女役の長澤まさみ(28)が恋人の家で裸で寝ている冒頭のシーンを引き合いに出し、「四季の移り変わりを長澤まさみが肉体で表現していた。あの生々しい生命力に、ちょっとHな気分になった」と評した。

 是枝監督は、これについて「葬祭が3回出てくるので、死をめぐるエピソードで全体を包むと美しくて悲しい話になるので、肉体や食べるといった対極のものとして体現しないといけなかった」と説明。その上で、「長女の幸(綾瀬はるか)は女性性を封印しているところがあるので、次女にエロス、三女(夏帆)には食べるを担ってもらった。撮影前に長澤さんには、エロスになっていただくと話していた」と認めた。

 3姉妹と腹違いの妹(広瀬すず)が1年をかけて真の家族になっていく物語で、リリーは「続編が見たいよね。すずがグレていたら傷つくけれど」と要望。これには是枝監督も、「そう言ってもらえるくらいヒットするといいなと撮影の時から皆で話していた。具体的になるよう、観客の皆さんと良好な関係を築いていきたい」と控えめながら意欲を見せいていた。

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2015年6月21日のニュース