さしこ 色モノ女王再び!水着コンサートは「ビキニ着たい」

[ 2015年6月7日 05:30 ]

1位に返り咲いた指原莉乃はファンの声援に応える

 AKB48の第7回選抜総選挙の開票イベントが6日、福岡ヤフオクドームで行われた。速報値1位のHKT48指原莉乃(22)が史上最多19万4049票を獲得し、2年ぶりにセンターを奪還。初の地元開催で、柏木由紀(23)や渡辺麻友(21)らを票数で圧倒した。8月26日発売の新曲で「恋するフォーチュンクッキー」以来となる2度目のセンターを務める。公約に掲げた「水着でコンサート」も実現させる。

 進行役の徳光和夫(74)が「第2位…柏木由紀」と告げた瞬間、こわばっていた指原の表情が一気に崩れ、布で顔を隠した。最終獲得票数19万4049票。史上最多の得票数を聞いて驚きのあまり絶句。1位で名前を呼ばれると、両腕を天に突き上げた。

 約3万2000人の大観衆へ「こんな素敵な景色を見られると思いませんでした」と感謝のスピーチ。1位宣言していただけに「もし1位になれなかったらワイドショーにどうやって取り上げられるんだろう」と笑わせることも忘れなかった。

 とにかく選挙には強い。その“鍵”は日常にある。昨年夏、スポニチ本紙の企画で指原推しの振分親方(元小結高見盛)との対談が実現。会話は弾み取材も最後の写真撮影を残すだけとなった。カメラマンの注文は腕相撲。だが、指原は固辞した。手が触れるのもNG。理由について「写真を見たとき、ファンの方が心配するので」と笑顔で答えた。恋愛スキャンダルを乗り越え、自分のことを好きでいてくれるファンを真っ先に気遣う。その姿勢の徹底が強固な“地盤”につながっている。

 「自信がなくてブスで貧乳。いいところがない」と自虐するキャラクターを受け入れ、ブレないように徹してきた。メンバーと同じ土俵で勝負するのではなく、センターになるために考え抜いた結果だった。

 「私のようにいじめられて、ひきこもりで親に迷惑を掛けてしまった皆さん。日の当たっていない皆さん。私はもう1度1位になれた。(13年の)奇跡の1回ではなく、自分が1年頑張ってきたことが評価された1位だと思っています」。素直な思いに聞き入った客席から割れんばかりの拍手を受けた。
 
 グループは大きな転換期。10周年の節目を迎え、年末にはAKBをけん引してきた総監督高橋みなみ(24)が卒業する。ブームは落ち着き、新センターには人気維持への難しいかじ取りを託される。仲間たちに「決して落ちぶれているわけではない最強のAKBグループをつくっていきましょう!」と強く誓った。一方で、最後の総選挙となった高橋に対し「私も先は長くない」と遠くない将来の卒業を示唆した。

 1位になったことで「水着コンサート」の公約実現に向けて動く。終了後の会見で「まだ水着は購入していないけど、誰も喜ばないのでおなじみのビキニを着たい」と恥ずかしげもなく貧乳アピール。早ければ今月27、28日のHKTの横浜アリーナが実行日になる可能性もある。「精いっぱいおっぱいマッサージの効果を楽しみにしていてください」。その手腕からも胸からも目が離せない。

 ◆指原 莉乃(さしはら・りの)1992年(平4)11月21日、大分県生まれの22歳。愛称は「さしこ」「さっしー」。07年10月、AKB48の5期生オーディションに合格。08年3月に劇場デビュー。同年夏にチームB昇格、10年にチームAに。12年5月「それでも好きだよ」でソロデビューしたが、6月にHKT48に移籍。12年から大分市観光大使。血液型O。

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