「アド街」プロデューサー、愛川さんに感謝…テレ東20日に追悼番組

[ 2015年4月17日 11:22 ]

「出没!アド街ック天国」で司会を務めた愛川欽也さん。昨年9月には「情報テレビ番組の最高齢現役司会者」としてギネス世界記録に認定された(C)テレビ東京
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 15日に亡くなった俳優の愛川欽也さん(享年80)が20年間、司会を務めたテレビ東京「出没!アド街ック天国」(土曜後9・00)の林祐輔プロデューサーは17日、文書で「20年間、1回も休むことなく『アド街』を支えてくださった愛川さんの偉大さ、強さ、優しさを感じずにはいられません」と敬意を表し、感謝のコメントを発表。同局は20日、愛川さんの代表作、映画「トラック野郎 一番星北へ帰る」(後1・35)を追悼放送する。

 番組は1995年4月15日スタート。街を徹底的に紹介する地域密着型都市型エンターテインメントで、あらゆる街に出没する情報バラエティー。愛川さんは今年3月7日の1000回記念スペシャルを最後に、番組を降板した。昨年9月には「情報テレビ番組の最高齢現役司会者」としてギネス世界記録に認定された。

 林プロデューサーは「突然の訃報に、ただ、ただ驚いています。20年間、1回も休むことなく『アド街』を支えてくださった愛川さんの偉大さ、強さ、そして優しさを、今あらためて感じずにはいられません」と敬意を表し、感謝。「この悲しみに、下を向いていると『何しょんぼりしてんだ!』と愛川さんの声が聞こえてきそうで、涙を振り払い、前も向かなければ、とも思います」を心境を明かした。

 「放送1000回の収録で、何度もおっしゃった『街を作るのは建物じゃなく、人なんだ』という言葉。そのメッセージを胸に『アド街』がより一層いい番組になるよう、スタッフ一同、努力していきたいと思います。心よりご冥福をお祈りいたします」と愛川さんの精神を受け継ぐことを誓った。

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2015年4月17日のニュース