愛川欽也さん、最期まで仕事に情熱…病床で「仕事に行こう」と

[ 2015年4月17日 10:24 ]

死去したことが分かった愛川欽也さん。昨年12月、菅原文太さんの訃報を受け会見したのが最後の公の場となった

 テレビ東京「出没!アド街ック天国」の司会や俳優として活躍した愛川欽也(あいかわ・きんや、本名井川敏明=いがわ・としあき)さんが15日午前5時11分に肺がんのため死去した。所属事務所が17日に文書で正式発表した。

 文書によると、愛川さんは昨年冬から体調に不安を訴えて検査、肺がんが判明。本人の希望で入院せず、在宅での治療を続けてきたという。肺がん発症後も仕事に情熱を燃やし、息を引き取る直前まで「仕事に行こう」と寝言のように言っていたという。

 この日午前8時ごろには愛川さんの自宅からひつぎが運び出され、妻で女優のうつみ宮土理(71)は遺影を抱え、憔悴しきった表情で霊きゅう車に乗り込んだ。都内で密葬が営まれる。

 15日昼ごろには自宅から救急車で誰かが病院へ搬送される様子が目撃された。うつみやマネジャーは一切取材に応じず、重篤な状態にあるのではと心配されていた。

 愛川さんは、70年代に大ヒットした映画「トラック野郎」シリーズを企画・出演し、テレビの司会でも活躍。最近は「アド街」を3月7日放送回を最後に降板し、体調不良が伝えられていた。

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