根津甚八 1作限定スクリーン復帰「GONIN」続編、これで最後

[ 2015年4月17日 05:30 ]

映画「GONIN サーガ」で1作限りの俳優活動を行った根津甚八

 2010年に俳優業引退を表明した根津甚八(67)が、映画1作の限定で復活した。バイオレンスアクション作「GONIN サーガ」(石井隆監督、9月26日公開)に出演。20年前に出演した「GONIN」(95年公開)の続編で、当時と同じ人物を演じる。映画出演は、04年の「るにん」以来となる。

 GONINの19年後が舞台の作品。根津は、元刑事の氷頭役。前作のラストで銃で撃たれたが、植物状態で生きていたという設定だ。既に撮影を終え、主演の東出昌大(27)や桐谷健太(35)らと共演した。

 石井監督の熱意に応えた。監督は根津の引退前に、氷頭を糸口にしたGONINの新作の脚本を準備していた。その作品の撮影が決まり、監督は自宅に何度も足を運んで説得。根津は「本をじっくり読んで、これなら今の自分にできるという気持ちが湧いてきた」と、“復帰”を決めた。01年に目の病気を患い、その後もさまざまな病気と闘った。しかし、10年に「思うような演技ができない」と引退していた。今作の撮影後、「やり遂げたことで、未練を捨てて終止符を打てたと思う」と話しており、これが引退作となりそうだ。

続きを表示

2015年4月17日のニュース