インテリワードって?「ヤマアラシのジレンマ」「燻製ニシンの虚偽」

[ 2015年4月3日 09:18 ]

(左から)角田晃広、飯塚悟志、豊本明長、夏帆、永野宗典、本多力(C)BSジャパン

 「ヤマアラシのジレンマ」「テセウスの船」など知的な香りがする“インテリワード”を題材にした異色のコント風ドラマが誕生する。BSジャパン「インテリワードBAR 見えざるピンクのユニコーン」(3日スタート、金曜後11・30)で、京都の人気劇団「ヨーロッパ企画」を主宰する上田誠氏(35)が企画・構成・脚本を担当。バーが舞台で、同劇団の本多力(35)がマスター、永野宗典(37)がバーテン、「東京03」の飯塚悟志(41)角田晃広(41)豊本明長(39)が客、女優の夏帆(23)が謎のヒロイン・ユニ子を演じる。

 バーのメニューには聞き慣れない言葉が並び、注文すると、その言葉の紙芝居が始まる。

 同局の太田勇プロデューサーは「インテリワードという賢い響きのする“使うと女の子にモテそう”な言葉を学べる番組です。ジャンルは、コントでもなくドラマでもなく、バラエティーでもない、ボーダレスな番組を目指しています。敢えて言うなら“コント風ドラマ”と考えています」と企画意図を説明。

 「出演者は西の人気劇団のヨーロッパ企画さんと、東のキングオブコントの東京03さんが対決して、そこに夏帆さんが入っていただき、週明けに会社に行ったら使ってみたくなる、そんなインテリワードをどんどん紹介していきます」と意気込んでいる。

 登場する“インテリワード”は「ヤマアラシのジレンマ」(近づきすぎると、決定的な別れのもとにもなること)「テセウスの船」(同一性はどこに存在するかという思考実験)「デスマーチ」(無理なことをやろうとして、どんどんボロボロになること)「ノックスの十戒」(守った方がよりおもしろくなるという掟)「カルネアデスの舟板」(自分の命か相手の命かの2択を迫られた時、自分の命を優先しても罪に問われないという考え)「燻製ニシンの虚偽」(意図的に論点をすり替えること)「ストループ効果」(2つの情報が同時に与えられると、それがぶつかって混乱を引き起こしてしまうこと)など。

 あなたも使ってみる?

続きを表示

2015年4月3日のニュース