武井壮 原点はインド「コブラの笛を吹いていた人より稼いだ」

[ 2015年1月15日 21:13 ]

約3年ぶりの再会を喜ぶ武井壮(右)とラケーシュ・オームプラカーシュ・メーラ監督

 タレントの武井壮が15日、都内のホールで行われたインド映画「ミルカ」(監督ラケーシュ・オームプラカーシュ・メーラ、今月30日公開)の公開記念トークイベントに出演した。

 インドの国民的英雄の陸上選手ミルカ・シンの波乱の半生を描く感動作で、武井はライバルとなる日本人選手役で出演し“俳優デビュー”。撮影に参加したのは2012年春で、この日来日したメーラ監督と約3年ぶりの再会を果たした。

 武井は「仕事がなくて暇な頃で、フェイスブックでリアルなアスリートの出演者を探していると聞いて、プロフィルを送ったら連絡が来て、飛行機のチケットが送られてきた」と説明。当時は借金生活でマネジャーから1万円を借りてインドへ向かったが、現地で両替ができないことを知らなかったため、「マーケットに行って逆立ちしてクネクネ踊っていたら、隣でコブラの笛を吹いていた人より稼いだ。日本円で2万円くらい」と、“百獣の王”らしいエピソードを披露した。

メーラ監督は撮影を振り返り、「レースのシーンで、皆でウオームアップのためにジャンプをしたら一番高く跳び上がったので、もっと力を抜いてと言ったのを覚えている。そのレースでは、リアルに見せるため他の選手を引っ張ってくれた」と感謝。自宅に飾ってあった同作のシンのサイン入り初版ポスターをプレゼントした。

 「今の道につながる縁、チャンスを頂いた。一生の支えになります」と感激の面持ちの武井。そして、「すごい巡り合わせで、人生は最高に面白い。インド映画を映画館で見たのは初めてだったけれど、ひいき目抜きにパワー、エネルギーに圧倒された。今も毎日成長しなきゃと思っているし、そのためのモチベーションを上げてくれた」とアピールしていた。

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2015年1月15日のニュース