偽りなし…中谷美紀 水川あさみと極寒、ずぶ濡れで取っ組み合い「ひどかった」

[ 2015年1月10日 16:55 ]

フジテレビ系連続ドラマ「ゴーストライター」試写会で笑顔を見せる水川あさみ(左)と中谷美紀

 女優の中谷美紀(38)が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ「ゴーストライター」(13日スタート、火曜後9・00)の試写会が都内で行われ、中谷をはじめ、水川あさみ(31)、三浦翔平(26)、菜々緒(26)、キムラ緑子(53)ら出演者が顔をそろえた。

 中谷演じる天才小説家・リサと水川演じるゴーストライター・由樹を主人公にした本格ヒューマンサスペンス。13年ぶりに連ドラ主演を務める中谷は「オリジナルでどこまでドキドキハラハラしていただけるか、チャレンジングな作品をいただきました。美しい部分も含めて、女の情念を徹底的に演じていきたい」と意気込み。女流作家という役にも「(自分でも)エッセーの連載をしていて、なかなか書けなくて、ギリギリで入稿することも多い。その辺は割とリアルに」と気負いはない。

 今回は“ゴーストライターを頼む”という特殊な役どころ。役づくりのため、昨年、世間を騒がせた“本物”佐村河内守氏(51)の会見も参考にしたという。集まった報道陣に「実際に会見にいらっしゃったんですか?」と逆質問。動画サイトで見たという中谷は「佐村河内さんは偽りの自分をずっと正当化したが、でもどこかで音楽が本当に好きだったんじゃないかなと思った。私(の役)もゴーストライターを依頼してしまうんですが、書きたいという思いと、文学を愛する気持ちは真実であって、偽りのないものである。その軸は大切に演じたいと思った」と話した。

 1話の冒頭では、気温5度にも満たない極寒の中、夜、雨に打たれながら殴り合う壮絶なシーンもある。当初、撮影にはゴースト女優も用意されていたというが、「リハーサルで見せていただいて、あまりにもプロフェッショナルすぎて、これではリアリティにかけてしまうなと。申し訳なかったんですが、2人で実際にずぶ濡れになりながら寒空の中、演じました」と秘話を告白した中谷。「髪の毛を引っ張るわ、蹴るわ、殴るわ、ひどかったですね」と苦笑いで振り返った。

 これには水川も「二度としたくないと思うような、シーンでした。寒いし、痛いし」と同意。「でも、あれはすごく、自分たちでやって良かったなと思いました」と続け、充実感をのぞかせた。その仕上がりにはキムラも「お2人のアップになった顔が素晴らしかった。本当に良かった」と興奮気味に話した。

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2015年1月10日のニュース