「NARUTO」ついに完結 岸本斉史氏「お疲れさまだってばよ」

[ 2014年11月10日 05:33 ]

「NARUTO」最終話が掲載されている「週間少年ジャンプ」50号(C)「週刊少年ジャンプ」2014年50号/集英社

 忍者をモチーフにした人気漫画「NARUTO―ナルト―」が、10日発売の掲載漫画誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)50号で完結した。699話と700話の一挙2話掲載。最終話はオールカラー24ページで、1999年から15年続く長期連載を締めくくった。

 作者の岸本斉史氏は「最終回を迎え、嬉(うれ)しくもあり悲しくもあり、複雑な心境。はっきり言えるのは、読者の皆様への感謝。最後まで本当にありがとうございました。お疲れさまだってばよ」と、主人公の忍者・うずまきナルトの口調でコメントした。

 短編だが、来春に新編が同誌で集中連載されることも発表された。また、漫画全700話とアニメ全220話を無料で見られるスマホアプリが、10日から配信される。

 「NARUTO」は、主人公ナルトが最強の忍者を目指して成長していく物語。00年代以降の「ジャンプ」を「ONE PIECE」「BLEACH」などとけん引した。和風の題材をクールにアレンジした世界観は海外でも人気が高い。

 「ジャンプ」50号では“盟友”「ONE PIECE」が、随所に渦巻きをあしらい「NARUTO」を連想させる扉絵を掲載。食事中の主人公・海賊ルフィの前に座る人物は、顔などが隠れているものの、ナルトに似た服装をしている。

 最近は物語中の謎が徐々に解明されるなど、関係者やファンの間で「連載終了が近いのでは」と言われていた。先月6日、集英社が「11月10日発売号で連載を終了する」と発表していた。

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