吉高 紅白司会も爆弾発言「危なっかしいと思う方はチャンネル変えて」

[ 2014年10月11日 05:30 ]

紅白歌合戦の紅組司会者に決まり笑顔をみせる吉高由里子

 大みそかの「第65回NHK紅白歌合戦」(後7・15)の司会者が白組は「嵐」、紅組は女優の吉高由里子(26)に決まり、NHKが10日、東京・渋谷の同局で発表した。嵐はアナウンサーを除けば史上最多の5年連続5回目の大役。一方の吉高は司会業に初挑戦。会見では早くも「よくも本当に選んだなぁ、NHKさん」と“吉高節”が全開。歌が苦手という吉高が歌唱するのかにも注目が集まる。

 紅組司会の吉高は真っ赤なドレスで登場。オファーを受けた瞬間を「“とんでもないことだよ!”と思いました。よくも本当に選んだなぁと、NHKさんの見方が変わりました」と振り返った。会見開始時は緊張で顔がこわばり、声も上ずっていたが、徐々に本音が飛び出した。

 9月に終了した連続テレビ小説「花子とアン」に主演し、過去10年間の朝ドラで最高の平均視聴率を叩き出した。これを受けた大抜てきに、「NHKさんは朝ドラで大きな冒険をしてくれて、年末にまた冒険。その勇気に感謝したい」と述べた。生放送の国民的番組で司会に初挑戦する事情もあってか、「危なっかしいと思う方は、チャンネルを変えて…」と爆弾発言。「嵐」の櫻井翔(32)が「変えないでください!」と慌てて制止する一幕もあった。

 ヒヤヒヤしながらの進行だったが、NHK側には想定内。柴崎哲也チーフプロデューサーは「枠にハメようとは思っていない。キャラクターのまま、伸び伸びと花開くようにやってほしい」と、自由を与えることを明言した。

 発言とともに気になるのは、吉高の歌声が聴けるかどうか。吉高は「(サザンオールスターズや福山雅治が所属する)アミューズに所属していながら、(芸歴)10年目で歌を出さない理由を察してほしい」と、歌は苦手とアピール。事務所関係者も「自ら進んでカラオケで歌うタイプではない」と話した。

 昨年は、紅組司会の綾瀬はるか(29)が震災復興支援曲「花は咲く」を歌って涙ぐみ、お茶の間の感動を呼んだ。NHKとしては、吉高の歌声も全国に届けたいところ。今年のテーマ「歌おう。おおみそかは全員参加で!」は、吉高に向けた暗黙のメッセージかもしれない。

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2014年10月11日のニュース