HIROが人生哲学本 性格は「ビビリ」も上戸彩射止めた時は…

[ 2014年6月27日 06:00 ]

EXILE・HIROの人生哲学本「ビビリ」表紙

 EXILEのリーダーHIRO(45)が初の人生哲学本「ビビリ」(幻冬舎)を27日に発売する。芸能界屈指の成功者に成り得たのは、心配性な性格が幸いしたからと自己分析し、書名に込めた。コワモテ?な容姿からは想像もつかない一面だが、「心配性だからこそ勉強するし、細心の注意を払う。これがありのままの自分」と話している。

 EXILEでは昨年末、史上初めて4回目の日本レコード大賞を受賞。一方で芸能事務所「LDH」の社長としてタレントを100人近く抱え、全国にダンス&ボーカルスクールを開校するなど経営規模を拡大中。そんな大成功者の性格は、意外なほど「ビビリ」だった。

 「タイトルは編集者からアイデアをもらって付けました。僕はこう見えて凄い心配性。“ビビリ”っていうのは僕の口癖でもある」

 発売日を前日に控え、26日取材に応じた。著書では、心配性な性格が武器になったという成功談をつづっており「大胆なことをやる上で、物凄くリハーサルをしたり、いろんなことを考えたり、勉強した。心配性な性格が大胆なアイデアを支えている。こういう性格で良かった」と話す。

 90年代にダンス&ボーカルユニット「ZOO」の一員としてブレーク後、95年に解散。その後は苦境が続いた。ようやくEXILEの活動が軌道に乗っても、メンバーの脱退で存続危機がささやかれた。紆余(うよ)曲折を経て成功をつかんでおり「若い頃は虚勢を張って失敗した。自分を客観視して、自分に正直でいることの強さを知った」と振り返った。

 著書では、思い描く未来のEXILE像や、どのように夢を実現していったのかなどもつづっている。妻で女優の上戸彩(28)についても触れており、国民的女優をどうやって射止めたのかを聞くと「思い込んだら本気で好きになるから、ビビリはしなかった。ゴリゴリ?そうですね、そういう時は」と照れ笑いを浮かべた。

 「ありのままの自分の在り方を本にした」といい、実体験に基づく成功談はリアルで説得力がある。「フィロソフィー(哲学)」ならぬ「HIROソフィー」が注目を集めそうだ。

 ◆HIRO(ヒロ)本名五十嵐広行(いがらし・ひろゆき)1969年(昭44)6月1日、神奈川県生まれ。ZOOで90年デビュー。解散後の98年に現EXILEメンバーのMAKIDAIらと出会い、99年にJ Soul Brothersでデビュー。01年にEXILEに改名。02年、「エグザイルエンタテイメント(現LDH)」創立。上戸とは12年結婚。昨年末にEXILEのパフォーマーを引退、プロデュース業に専念している。

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