柳楽優弥 2度目の丸刈り 家族からは「芝生みたい」

[ 2014年4月4日 13:48 ]

舞台「金閣寺」初日直前会見に丸刈りで登場した柳楽優弥

 俳優の柳楽優弥(24)が4日、東京・赤坂ACTシアターで開幕する主演舞台「金閣寺」(4月5~19日)の初日直前記者会見に出席した。

 三島由紀夫の代表作を原作にした宮本亜門氏(56)演出作の再々演。2度目の舞台挑戦となる柳楽は「溝口はとてもむずかしい役ですが、稽古中、亜門さんに叱咤(しった)されながら、近づけていった。最初は吃音(きつおん)を意識したが、(演じる)溝口の内面の感情を意識しないといけないと稽古に入ってから感じた。僕の代表作にするという強い気持ちで挑む」と意気込んだ。宮本氏の演出について「優しいと聞いていたが、とても厳しい人だった」と苦笑した。

 金閣寺の徒弟である溝口を演じるにあたり、京都の禅寺で修行体験した柳楽は「同じ日に入山した人がたまたま水田(航生)演じる(友人の)鶴川みたい方だった。座禅を組んだりもしたんですが、その人に会えたことが一番うれしかった。その気持ちが自然と鶴川に重ねられるようになった」と話した。

 人生2度目の丸刈りに挑戦している柳楽は「本当に楽で、凄く触っちゃうんです」と照れながら頭をなでた。家族からは「芝生みたいって言われた」と言い「これから丸刈りにしていきたいなと思うぐらい楽なんですけど、それだと他の役できないでしょって…(家族とは)それぐらいの会話ですね」と笑った。

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