蟹江敬三さん 胃がんで死去…1月から入退院繰り返す

[ 2014年4月4日 23:00 ]

死去した蟹江敬三さん

 俳優の蟹江敬三さんが先月30日、胃がんのため死去していたことが4日、分かった。東京都出身、69歳だった。2日には近親者のみで密葬を済ませ、後日お別れの会を開く予定。

 蟹江さんは劇団青俳を経て68年に演出家蜷川幸雄氏らと「現代人劇場」を結成。東映映画「同期の桜」でデビュー。テレビ東京「大江戸捜査網」など時代劇や刑事ドラマにも数多く出演し、悪役から味のある脇役など、数多くの作品に出演していた。

 代表作は、「鬼平犯科帳」(フジテレビ)の小房の粂八役、NHK大河ドラマ「龍馬伝」では岩崎弥次郎役、NHK朝ドラ「あまちゃん」では主人公の祖父・天野忠兵衛役など。

 蟹江さんは1月から体調を崩し入退院を繰り返していた。そのため02年からナレーションを務める「ガイアの夜明け」(テレビ東京)のナレーションを体調不良で休み、2月に復帰したものの3月末の放映から再び休養しており、体調が心配されていた。

 長女の栗田桃子(40)、長男の蟹江一平(36)も俳優。

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2014年4月4日のニュース