渡辺直美“絶世のブス役”でアジア進出 吉本&香港大手がタッグ

[ 2014年3月21日 07:52 ]

舞台あいさつで笑顔をみせる渡辺直美(中央)と池端レイナ(左から2人目)ら共演者

 吉本興業が手がける「第6回沖縄国際映画祭」が20日開幕し、香港大手メディア2社と吉本興業がガッチリ手を組んで中華圏ジャックに乗り出すことになった。第1弾として“歌姫”渡辺直美(26)主演の映画を投入する計画だ。

 吉本を含めた“香港の雄”「メディア・アジア社」「コンテンツランド社」の3社で合併会社を設立することを発表。中国などアジア地域に映像コンテンツを放送する。そこで製作されたのが渡辺主演の映画「和田一号」。ハネムーンに憧れる“絶世のブス”役を、渡辺がコミカルに演じたもので、香港では2月にテレビ放送されており、視聴率25%(占有率95%)と高数字を記録。万国共通のダンスフルなデブっちょキャラが、すでに受け入れられている。

 この日、国内で初上映。舞台あいさつに登場した渡辺は「私が主演ですが、私なんて下の下の下。日本には私よりすごい人がたくさんいる。もっと凄い合作ができたらいいですね」と合作第2、第3弾を期待した。

 メディア・アジア社は映画やドラマ、タレントマネジメントなどを展開。コンテンツランド社は番組制作などを行い、中国、シンガポールなどの大手メディアと強固なネットワークを保持。それぞれの強みを生かし、吉本とメディア・アジア社が制作した映像作品を、コンテンツランド社のコネクションで中華圏で放送する。

 吉本は11年にも中国最大手メディア「上海メディアグループ」と合弁会社を設立。また、台湾ではABC系「ロンドンハーツ」、「いきなり!黄金伝説。」が放送中で、お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」「ココリコ」が人気を集めている。将来的には、今回の渡辺に続き、ロンブーら人気芸人が主役のドラマやバラエティーが誕生する可能性もありそうだ。

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2014年3月21日のニュース