キムタク 祈りの武蔵…願う心の復興「ともに前に進んでいければ」

[ 2014年3月11日 05:36 ]

 SMAPの木村拓哉(41)が10日、都内で、主演するテレビ朝日開局55周年記念ドラマスペシャル「宮本武蔵」(15、16日後9・00)の制作発表に登場した。

 会見終了後にスポニチ本紙などの取材に対応。東日本大震災後の月日の流れについて「同じ3年ですが、短く感じる方もいる一方で、被災された方にはものすごく長い歳月だったと思う。このズレや時差をなくして、ともに前に進んでいければ」と、日本中が一丸となって被災地支援を継続していくことの必要性を訴えた。

 この3年間、SMAPとして個人として被災地支援に尽力。義援金を送り、イベントや番組を通して支援を呼び掛けてきた。この日も夜はNHK「震災から3年“明日へ”コンサート」に出演。歌の力を通して復興へのメッセージを届けた。

 ビートたけし(67)とともに出演するトヨタ自動車のCMも話題になった。2人が東北地方をドライブするシリーズで、木村は「被災地で見たこと、思ったことをCM内で表現してきた」。そうした活動を通じて感じたのは「復興はまだ形になっていない」という思い。だからこそ、震災の記憶を風化させることなく「少しでも早く(復興を)形にしなければ」と切望した。ドラマは剣豪宮本武蔵が迷いや苦悩を抱えながら、ひたむきに人生を歩む姿を描く物語。「時代背景が全く違うので被災者の方々の力になるのかは未知数」としながら「作品を見て少しでも前向きになっていただければ」と願った。

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2014年3月11日のニュース