大槌町在住の歌手・臼澤みさき 15歳の決断、苦渋の盛岡進学

[ 2014年3月11日 05:30 ]

津波被害を受けながらも被災地在住の調律師の手で音色が戻った「奇跡のピアノ」の演奏でチャリティー公演を行った臼澤みさき

 東日本大震災の被災地岩手県大槌町在住の中学生歌手臼澤みさき(15)が10日、都内でチャリティー公演を行った。

 震災発生から11日で丸3年。大槌町の現状について「少しずつ町が復興してきている。町の人たちも前向きに頑張って生活している」と説明した。

 12日に母校の卒業式があり、4月からは盛岡市内の高校へ進学。進学先を決める際に地元を離れることに葛藤があったといい、「大槌の素晴らしい所や被災の事などを、離れたところから考えることも大事なのではないかと思った」と、しっかりした口調で語った。

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2014年3月11日のニュース