水嶋ヒロ　迷った３年ぶり俳優復帰「裏方の方が合ってる」

水嶋ヒロ

　俳優の水嶋ヒロ（２９）が１７日放送のＴＢＳテレビ系「Ａ―ＳＴＵＤＩＯ（スタジオ）」に出演した。同番組には０９年５月にも出演。ＭＣの笑福亭鶴瓶（６２）が「（番組出演以来）落語会に来てくれたり、メールもくれる」と明かせば、水嶋は「僕なんかとお付き合い続けてくださるのに感激している」という関係。鶴瓶は水嶋の妻で歌手の絢香（２６）とも同番組が縁で仲良くなり、夫婦と付き合いがあるという。

　水嶋にとって１８日公開の映画「黒執事」（監督大谷健太郎）は３年ぶりの俳優復帰作。ブランクの間には夫妻で事務所を立ち上げたのに加え、絢香の闘病生活を全力で支えた。

　「まず病気を治すことが先決。いつ治るかなんて分からない。治療の仕方もない。けど２年間で（絢香を）絶対に復帰させようと」決意し「復帰したときに会社がしっかりしてないと何もできない」と裏方に徹した。「物凄く大変だった。二度と繰り返したくない」と水嶋。掃除から全て自分でこなした。

　そんな中、復帰を決意させたのは今作品のプロデューサーの熱意だった。製作に関わるようになり、共同プロデューサーを務めた。今でも「裏方の方が合ってると思ってる。本当に」と打ち明けるが「必要としてくれる喜びが大きくなってＯＫした」と出演を決意した。

　そんな慎重な水嶋の姿に、鶴瓶は「出たくても出られない人がいる。思い切り走らないとさびてまうよ。次をどんどんやらんと新鮮なものが入らない。本も書けて映画も撮れる。これは強いよ。（俺を）つこうてや」と本格復帰を後押ししていた。