山田監督「小さいおうち」がベルリン映画祭コンペ出品

[ 2014年1月15日 20:51 ]

 2月に開かれる第64回ベルリン国際映画祭で、最高賞の金熊賞を競うコンペティション部門に山田洋次監督の新作「小さいおうち」が出品されることが決まった。映画祭事務局が15日、公式サイトで発表した。

 松竹によると、山田監督作品の同映画祭への出品は10作目。コンペ部門への出品は「母べえ」以来6年ぶり5作目。山田監督は2010年に特別功労賞を受賞している。

 「小さいおうち」は作家中島京子さんの直木賞受賞作が原作。昭和初期から終戦にかけて、中産階級の家に奉公した女性が見た日常と、秘められた恋を描く。25日に全国公開される。

 山田監督は「(ベルリンでの上映を期待していたため)うれしくないわけがありません。長旅はつらい年齢になってしまいましたが、何とかして出席しなくてはと思っています」と話している。(共同)

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2014年1月15日のニュース