「いいとも」なぜ終わる?亀山社長決断「視聴率低迷を脱却するため」

[ 2013年10月23日 05:01 ]

「生放送単独司会世界最高記録」としてギネスブックに認定され、認定証と花束を手にするタモリ

 フジテレビのバラエティー番組「笑っていいとも!」の生放送で22日、司会のタモリ(68)が来年3月で同番組が終了することを発表した。その背景には、視聴率回復を目指す、亀山千広社長(57)の強い決断があった。

 番組終了の理由について、フジテレビ関係者は「局の視聴率低迷を脱却するための亀山社長の決断」と指摘する。

 88年4月29日放送で番組史上最高の27・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマークするなど、昼休みの時間帯から視聴率を上げ、93年まで12年連続で獲得した視聴率3冠王に大きく貢献。しかし、最近は10%未満で推移し、昨年の平均視聴率は6・5%、今年は今月21日までで6・3%だった。

 昨年の年間視聴率で同局は3位に転落。今年6月、視聴率回復を使命にプロデューサーとして「踊る大捜査線」シリーズなどをヒットさせた亀山氏が社長に就任した。関係者によると、亀山体制は「いいともは一日の視聴率を左右する大きな存在。終了しなければ、局全体の上昇は見込めない」と分析。社長就任直後には終了を決めていた。

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2013年10月23日のニュース