国内外の209作品上映 山形で国際ドキュメンタリー映画祭開幕

[ 2013年10月10日 22:11 ]

 国内外のドキュメンタリー映画を紹介する「山形国際ドキュメンタリー映画祭」が10日、山形市で開幕した。17日までで、市内5カ所の会場で209作品が上映される。

 隔年で開かれ今年で13回目。開会式では山形が舞台の映画「おしん」「おくりびと」のテーマ曲を山形交響楽団が演奏し、主催のNPO法人の伊藤光一郎副理事長が「作品との出会いを深めてほしい」とあいさつした。

 映画祭には123の国・地域から1761本の応募があった。昨年亡くなったフランスのクリス・マルケル監督を追悼する上映会や、記録映画を通して東日本大震災を考えるシンポジウムなどが予定されている。

 長編映画を対象とした目玉のインターナショナル・コンペティション部門では、インドネシアで起きた虐殺事件を題材にした「殺人という行為」など、選考委員が選んだ15作品を上映。

 アジアの若手監督の登竜門とされる部門では、バングラデシュを舞台にサイクロン被害から村を守る住民の姿を描いた「みんな聞いてるか!」など20作品から賞を選ぶ。

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2013年10月10日のニュース