谷原章介「ありそうでない話」 相手役は常盤貴子のはずがAD!?

[ 2013年9月20日 16:21 ]

ドラマ「月に祈るピエロ」制作発表に出席した谷原章介
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 TBS系スペシャルドラマ「月に祈るピエロ」(CBC製作、10月5日午後2時~)の制作発表が20日、都内のホテルで行われ、主演の常盤貴子(41)、谷原章介(41)らが出席した。

 岐阜で祖母、母とともに暮らす41歳の独身女性・静流(常盤)が、思い出の絵本を買うために使ったインターネットオークションがきっかけで知り合った東京で暮らす男性・航(谷原)と、一度も会うことなく、メールや電話などでのやり取りのみを通じて、徐々に心を通わせていく姿が描かれる大人のラブストーリー。

 東京で働く商社マンを演じた谷原は「41(歳)で、今年本厄で、おはらいにも行きました。40代は今まで積み上げてきたものでバリバリ働いていくんだっていう気持ちがありながらも、どっか折り返し地点が過ぎたなって意識はある。今までは自分のためにというのが強かったが、今は自分のことよりも自分の周りの人をどうしようってことに意識がいっている。40過ぎて、ここからリスタートする人生のタイミングなんだなと思いました。なかなかありそうでない話になっている」と役柄との共通点を明かした。

 静流と航は直接会うことはなく、コミュニケーションの手段はメール、手紙、電話だけ。お互いの顔を知らないまま、終盤まで話が進んでいく。谷原の東京編を先に撮影したといい、「谷原さんのステキなお声を聞きながらの撮影だったのでとてもやりやすかった。声の温かさは伝わって、静流そのままの気持ちになれた」と常盤。一方の谷原はAD相手だったといい、「ADのやよいちゃんがいたので、すごくこっちのセリフに合わせてくれたので、全然(やりにくくはなかった)。頭の中で常盤さんの顔に、やよいちゃんの声という静流さんになっていた」と笑った。

 そんな2人のやり取りに、脚本を担当した北川悦吏子氏(51)は「リアルに考えると、相手がどんなビジュアルかはとても大事。それをうまく使ったエンディングになっている」と話し、期待をあおった。

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