アッコ イチ4000安打“偶然”見届けた!

[ 2013年8月23日 07:51 ]

試合前、練習を終えると、一目散に和田アキ子の元を訪れあいさつをするイチロー

イチロー日米4000安打達成

 和田アキ子(63)が、米大リーグ・イチロー外野手(39)の日米4000安打を見届けた。21日(日本時間22日)、ニューヨーク・ヤンキースタジアムでプライベート観戦。07年から親交があるイチローからの招待を受け「この場にいられて幸せ」と涙を流した。

 “親友”の偉業達成に思わず涙がこぼれた。初めて訪れるヤンキースタジアム。打席には日米4000安打に“あと1”と迫ったイチロー。左前に抜けた打球をスタンドで見届け、和田は「いきなり第1打席でやってくれましたね。この場にいられて幸せです。本当に励みになります」と手を叩いた。

 渡米した19日、自宅に食事に招かれた。自身のデビュー45周年に合わせ、ボルドーワイン「ラトゥール」(20万円相当)で歓迎された。「こんな大変な時に、45年前のワインを取り寄せて、ついでくれた。私、半分泣いてました」と感激した。

 07年にイチローがホストを務めたトーク番組で初対面。ゲストで出演し、すぐに意気投合した。10年にはイチローの誕生パーティーを主催。マリナーズ時代の本拠地シアトルを観戦に訪れるなど、親交を深めてきた。

 芸能界のご意見番と日米球史に残る安打製造機。活躍する世界は違うが、ともに第一人者として人に話せない悩みも打ち明けてきた。「野球のことはよく分からない。彼は野球の話、私は歌の話をする。電話やメールするとお互いホッとする。年はずっと下だけど、何か教えられる。家では悪ガキみたいだけどね」と笑った。和田が08年から続ける禁煙はイチローのひと言がきっかけの一つ。「和田さんの歌に、どれだけのファンが勇気づけられているか。喫煙は、それを自分で壊す行為」と忠告を受けた。

 記録の重みは渡米後に周囲に聞かされたそうで、快挙を見届けたのは偶然だという。前日20日のダブルヘッダーは球場に足を運んでおらず、観戦はこの日のみ。「食事の時も、そんな話はしなかった。凄いんですね。大変な時期で、私の方が緊張しちゃって…いいのかな」と苦笑い。今後の活躍を祈り「いつも一つの通過点。やれるところまで頑張ってほしい」とエールを送った。

続きを表示

2013年8月23日のニュース