吉本が「幕張新都心劇場」建設 千葉に初進出 次は…

[ 2013年4月6日 07:02 ]

 お笑いの吉本興業が千葉県に初めて劇場進出することになった。5日、同社は千葉市美浜区に「よしもと幕張新都心劇場(仮称)」の建設を発表した。

 今年12月に開業する大型ショッピングセンター「イオンモール幕張新都心」内に劇場を設置するもので、客席数は約300。お笑いライブはもちろん、テレビ番組の収録や握手会、ワークショップなど地域に密着した多目的ホールとして稼働する。

 幕張といえば07年から4年連続で吉本主催のお笑いフェスティバル「ライブスタンド」が行われ、10年には3日間で延べ約800人の芸人が出演、6万2000人もの観客を集め話題になった。今回はそんな“実績”も十分な土地に常設劇場ができる。

 吉本は東京、大阪だけでなく「全国津々浦々にお笑いを届けるべく、劇場を増やしたい」(関係者)ともくろんでおり、「幕張新都心劇場」はその一環として大きな意味を持つ劇場となりそうだ。

 さらに、イオンモールと吉本は、これまでにも高校生参加型の漫才コンテスト「M―1甲子園」を開催するなどタッグを組んでおり、結びつきは強い。吉本側は「全国にイオンモールが建っている分だけ、劇場を造りたい」と鼻息は荒く、両社では中国やASEAN諸国への進出も狙っている。

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2013年4月6日のニュース