中村雅俊 被災、統合小学校の校歌を作曲、児童と歌う

[ 2013年3月22日 06:00 ]

作曲した市立鳴瀬桜華小の校歌を児童とともに歌う中村雅俊

 宮城県出身の俳優中村雅俊(62)が、東日本大震災で被災した同県東松島市の2小学校が統合して4月に誕生する市立鳴瀬桜華小の校歌を作曲し、21日に児童や保護者にお披露目した。児童らとともに歌い、「長い間歌い続けて」と呼び掛けた。

 校歌の題名は「花になろう」。桜や鳴瀬川のせせらぎ、雪など四季の表情を静かなメロディーにのせた。「心と心が夢でつなげるように明日へ咲かせる花になろう」など復興への思いも込めている。作詞家の松井五郎氏(55)とともに東松島を歩いて仕上げた。

 鳴瀬桜華小は浜市小と小野小が統合。中村はこの日、小野小で2校の児童ら約250人の前でギター片手に校歌を披露。小野小5年の相沢真恋さん(11)は「やわらかくてやさしい感じの曲と思った。新しい友達と歌いたい」と話した。

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2013年3月22日のニュース