「007」吹き替えに藤、武田、江原の人気声優3人ズラリ

[ 2013年3月9日 18:26 ]

「007/慰めの報酬」の特別新録吹替版を収録する右から江原正士、藤真秀、武田華

 昨年よりキングレコードから順次発売されてきた「007/TV放送吹替初収録特別版DVDシリーズ」の最終巻となる第4期に収録される「007/慰めの報酬【TV放送吹替キャスト・新録版】」(税込み3990円)の吹替版の収録が9日、ブロードメディア・スタジオ六本木オフィスで行われ、メーン役の藤真秀、武田華、江原正士の人気声優3人が顔をそろえた。

 「007/慰めの報酬」は、昨年12月5日にTBSテレビ系「水曜プレミア」で初めて地上波放送されたが、同作品だけはTV放送用に吹替えが制作されず、既発売のDVD、ブルーレイ商品に収録されている吹替版でオンエア。そのため今回、新たに「特別新録吹替版」を制作し、DVDで5月8日に同社から発売されることになったもの。

 主役のジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)役を藤真秀、ボンドガールのカミーユ(オルガ・キュリレンコ)役を武田華、悪役のドミニク・グリーン(マチュー・アマルリック)役を江原正士が、出演俳優さながらの声でそれぞれが熱演。

 前作「007/カジノ・ロワイヤル」のTV放送版吹替えのキャストを可能な限り踏襲したそうで、ボンド役は3作目となる藤は「『カジノ・ロワイヤル』の日曜洋画劇場のときにオーディションがあってボンドに選んでいただきましたが、吹替えの経験が浅かったものですから非常に緊張したことを覚えています。今回も凄い作品ですので、最後までやり遂げようと思っています」。

 前回、「カジノ・ロワイヤル」で海辺のホテルの受付嬢を演じ、今回はボンドガールに大抜てきされた武田は「まさか続きの作品でヒロインができるとは思ってもいませんでしたのでとても光栄です。ボンドとの絡みで、セクシーなベッドシーンがあったりとかしますが、私も大人ですから等身大で、内面に女性らしさを持って演じてみたい」。

 五代目ボンド役に変わって今回は悪役を演じる江原は「007シリーズは、ショーン・コネリーのときからずっと楽しみに見てきた。だいたい敵役というのは強そうなんですが、今回の『慰めの報酬』に出てくるグリーンという敵役は一番きゃしゃで、印象が薄い。何となく気持ち悪いし、そのへんをターゲットに役作りに励んでいます」と話していた。 同新録版を含むDVD6枚組「007 TV放送吹替初収録特別版 DVD―BOX 第四期」(税込み18900円)が同時発売。 

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2013年3月9日のニュース