樹木希林 意欲衰えず「がんの人も打ちひしがれずに、治療すればいい」

[ 2013年3月9日 07:25 ]

最優秀主演女優賞に輝きあいさつする樹木希林

 第36回日本アカデミー賞の授賞式が8日、東京都港区のグランドプリンスホテル新高輪で行われた。「わが母の記」で最優秀主演女優賞の樹木希林(70)は「全身、がん」だと述べ、闘病していることを告白した。

 それでも女優業への意欲に衰えはない。最優秀主演男優賞に輝いた阿部寛(48)には、受賞作「テルマエ・ロマエ」への続編出演を打診した。

 古代ローマと現代の日本の銭湯を題材に作品で「(テレビドラマの時間ですよのように)番台役で出演させてくださいよ」と依頼。同作は来月から撮影に入り、来年ゴールデンウイークの公開が発表されている。悲壮感を全く感じさせず「だから、がんの人も打ちひしがれずに、治療すればいい」と同世代の人たちにエールを送った。

続きを表示

2013年3月9日のニュース