ヨモギダ君、結婚していた…シリーズ完結、ナイナイ岡村も感動

[ 2013年3月9日 20:50 ]

9年ぶりにヨモギダ君に再会した「ナインティナイン」岡村隆史

 フジテレビ系「めちゃ×2イケてるッ!」の人気シリーズ「ヨモギダ少年愚連隊」が3月9日放送分で9年ぶりに復活し、ファイナルを迎えた。

 スタートは1996年3月。雛形あきこ(当時18歳)の大ファンだったヨモギダ君(当時15歳、中学生)。「ナインティナイン」岡村隆史(当時25歳)の雛形への度重なる“セクハラギャグ”対し、挑戦状が届いたことから始まった。

 同年6月の第2弾は岡村との柔道対決、99年3~4月の第3弾は大学受験、2004年3~4月の第4弾はバンド結成とヨモギダ君を追い掛けてきた。1人の少年と岡村との友情を描いた長年に及ぶシリーズは「お笑い界の『北の国から』」とも呼ばれた。

 開始から17年、最新第5弾となった今作。ナイナイは32歳になったヨモギダ君に隠しカメラで密着した。

 ヨモギダ君は2010年に元スタイリストの年上女性と結婚。出会いはSNSサイトだった。ギターに取り組む大きな息子(夫人の連れ子)もいた。バンドの夢は破れ、夫人の勧めで鍼灸(しんきゅう)師を目指している。

 夫人によると、ヨモギダ君は岡村に直接、結婚を伝えたかったが、当時、岡村は体調不良で長期入院中。岡村の「めちゃイケ」復活放送を夫婦で目にし「彼が泣いたのを初めて見ました」。このエピソードを聞いた岡村も「ずっと応援してくれて、うれしかった」と感動の面持ちだった。

 そして、思い出の地元・茨城の市民球場で“決着”。岡村は「これからはいろんなもんを背負っていかなアカン」とエール。「めちゃイケ」のメンバーが現れると、ヨモギダ君は10年、一般人から唯一、新メンバー入りした三ちゃん(三中元克、22)を「僕の方が『めちゃイケ』を愛しているんじゃないかな」と“挑発”。2人の柔道対決の運びとなった。

 結果はヨモギダ君の一本勝ち。矢部浩之(41)が「めちゃイケ」メンバーによるヨモギダ君の結婚パーティーを提案したところ、柔道着をまとい、気合十分の雛形が登場。「結婚相手が私より年上って!」とお怒りモードで、ヨモギダ君を裸絞め…のオチとなった。

 後日、お祝いパーティーが開かれ、岡村が田中邦衛(80)のマネでカセットテープでメッセージ。「人生は台本通りにはいかない。どんなに必死に頑張っても、夢がかなわない時もある。長い人生、これからいろんなことがある。でも、おまえがどんな道を選んでも、オレはそれを応援する。いつかおまえが鍼灸師になって、どこかで治療院を開いたら、最初の客はオレだ」

 当初、結婚を素直に喜べなかったというヨモギダ君の父も「この2年くらいはモヤモヤした心があったけど、ああ、そうだ、オレのオヤジは何も言わなかったって。お母さんに『修士(ヨモギダ君)の人生でしょ』って言われて、気が付いて。オレも間違ってたなって。まあ、頑張れ。おめでとう」と祝福。ヨモギダ君が「本当にいい人生だなと思います。皆さん、ありがとうございました」と頭を下げ、笑いと涙で「お笑い界の『北の国から』」は幕を閉じた。

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2013年3月9日のニュース