酒井法子 主演舞台千秋楽で涙「この素晴らしい瞬間を宝物に」

[ 2012年12月25日 06:00 ]

観客の声援に涙をにじませる酒井法子

 女優の酒井法子(41)が24日、東京都渋谷区の文化総合センター大和田さくらホールで、芸能界復帰作となる主演舞台「碧空の狂詩曲~お市の方外伝~」の千秋楽を迎えた。15日の初日から10日間、計14公演を無事完走。客席で長男(13)が見守る中、カーテンコールでは目を潤ませて「この素晴らしい瞬間を宝物にして一生心の中に…」と感激していた。

 カーテンコールで「のりピーッ!」と客席から何度も声が飛び、立ち上がって拍手を送るファンも。酒井は目を潤ませ「舞台というのは本当に皆さんと一期一会。この素晴らしい瞬間を宝物にして一生心の中に…」と思いを語り「本当にありがとうございました」と深々と頭を下げた。

 この日は客席で長男やママ友が観劇。長男は初日も駆け付けていた。楽屋に戻った酒井は、共演者の出迎えに声を上げて泣いた。スポニチ本紙などの取材に「ホッとしました。疲れもありますが楽しかった」と晴れやかな表情を見せ「また舞台をやりたい」と力強く言った。

 日本中に衝撃を与えた事件から3年4カ月。わずか3週間の稽古で本番を迎えた。復帰に批判の声もあった中、初日は緊張の色を隠せず、共演の今井雅之(51)のアドリブにうまく対応できなかった。しかし、この日は突然抱きついてきた今井を笑顔で抱き返すなど、女優としての勘がよみがえった様子。歌声も力強くなっていた。

 終演後、都内の飲食店で開かれた打ち上げパーティー。共演者はもちろん、裏方スタッフにも「お疲れさまでした。ありがとうございました」と頭を下げて回っていたのが印象的だった。

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