松ケン 大河クランクアップで涙「一生忘れられない経験になった」 

[ 2012年10月26日 18:01 ]

大河ドラマ「平清盛」クランクアップ会見を行った松山ケンイチ

 NHK大河ドラマ「平清盛」の撮影が26日、すべて終了。ラストとなる12月23日放送の最終回の1シーンを撮り終え、クランクアップを迎えた主演の松山ケンイチ(27)が同日、都内の同局で会見を行った。

 松山は「人と人とのつながりが自分の中でのテーマ。清盛に重要なことを教えていただいた気がする。ここまで濃密に人と関わりあって仕事ができたことは自分にとって貴重な経験。全身全霊をかけてスタッフ、キャストにぶつかって行けたことは一生忘れられない経験になった」と目を潤ませながら、あいさつした。

 昨年8月中旬にクランクインし、撮影期間は約1年2カ月にも及んだ。「清盛と歩んでいたよりは、僕が清盛にしがみついて演じていた気がする。油断すると、清盛が自分から離れていってしまうような危うい中で、ギリギリしがみつきながら最後まで演じきれた」と撮影を振り返った。

 会見には、上川隆也(47)、岡田将生(23)ら共演者も花束を持ってお祝いに駆け付けた。清盛の側近を演じた上川は「作品にすべてを傾けて演じることができる役者・松山ケンイチという男とともに1年2カ月間、演じてこられたことを誇りに思います。彼は最後の瞬間までかけがえなのない最高の殿でした」。

 源頼朝を演じ、語り部を務めた岡田は「ナレーションとして1年間、見続け、松山さんの清盛としてすべてを背負っていく姿に影響を受けた。本当に一緒に仕事ができ光栄。お疲れさまでした」と松山をねぎらった。

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