勘九郎 食道がんで入院中の父・勘三郎は「大丈夫です」

[ 2012年9月16日 07:48 ]

「吉例顔見世興行」の制作発表で、記者会見する中村勘九郎

 歌舞伎俳優、中村勘九郎(30)が、15日、大阪市内で12月の京都南座「顔見世」での襲名披露に向けて抱負を語った。

 襲名披露は、現在、大阪松竹座で上演中だが、12月の南座でも引き続き行われる。「顔見世」出演は2度目という勘九郎。「歴史ある興行での襲名披露は身が引き締まります」と緊張気味。襲名狂言は昼の部で「寿曽我対面」の五郎役を初役で務めるほか、夜の部は「口上」と「船弁慶」の静御前と平知盛の霊に挑戦する。

 食道がんで入院中の父、勘三郎(57)については「大丈夫です」と、経過は順調であることをうかがわせた。公演は11月30日から12月26日まで。

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2012年9月16日のニュース