映画、ドラマで名脇役…内藤武敏さん 86歳で死去

[ 2012年8月30日 06:00 ]

21日に死去した俳優の内藤武敏さん

 映画やテレビドラマの名脇役として活躍した俳優の内藤武敏(ないとう・たけとし、本名同じ)さんが21日午前10時10分、悪性リンパ腫のため横浜市内の病院で死去した。86歳。北九州市出身。葬儀は近親者で済ませた。喪主は長男誠司(せいじ)氏。最近は体調を崩し、仕事を控えていたという。

 1950年に劇団民芸の創立に参加。「炎の人」「アンネの日記」などに出演し、70年に退団。映画は「ビルマの竪琴」「帝銀事件・死刑囚」など、ドラマは「天と地と」「太陽にほえろ!」など、数多くの作品に出演。正義感の強い役から冷徹な悪役まで幅広い役柄をこなす実力派として知られた。熊井啓監督の「ひかりごけ」ではプロデューサーも務めた。

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2012年8月30日のニュース