吉田秀和さんお別れ会 小澤さん指揮の演奏で追悼

[ 2012年7月9日 21:38 ]

「吉田秀和さんのお別れ会」で水戸室内管弦楽団を指揮する小澤征爾さん(大窪道治氏撮影)

 クラシック音楽評論の分野を確立し、5月22日に98歳で死去した文化勲章受章者吉田秀和さんのお別れ会が9日、東京都港区のサントリーホールで営まれ、吉田さんが総監督を務めた水戸室内管弦楽団やその音楽顧問小澤征爾さん(76)らによる「献奏」で見送った。

 小澤さんは指揮活動を休止中だが、この日は恩師への思いを込め、バッハ作曲の「G線上のアリア」をゆったりとしたテンポで指揮。演奏後は舞台の後ろに掲げられた遺影に一礼した。

 会の冒頭で黙とうの後、吉田さんらが設立した桐朋学園で英語を教えた作家の丸谷才一さん(86)による「追悼の辞」の録音が流された。「私の趣味は吉田秀和の本を読むことでした。彼がいなかったら、戦後日本の音楽文化は貧しいものになっていたでしょう」。生前の吉田さんを撮影したビデオも上映された。

 ピアニストの中村紘子さん(67)やファッションデザイナーの森英恵さん(86)ら、親しかった関係者や音楽ファンなど約1400人が参列。皇后さまも出席された。

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