清く正しく美しく 宝塚音楽学校で入学式「100期生の自覚を」 

[ 2012年4月16日 11:48 ]

宝塚音楽学校の入学式で、第100期生を代表してあいさつする上杉真央さん

 兵庫県宝塚市の宝塚音楽学校(岩崎文夫校長)で16日、約23倍の難関を突破した第100期生40人の入学式が開かれた。

 岩崎校長は「100期生として注目されると思うが、自覚と責任を意識し、地道な稽古を積み重ねて宝塚歌劇団で華やかな舞台を見せてほしい」と式辞を述べた。

 新入生を代表して京都府出身の上杉真央さんが「『清く正しく美しく』の教えを守り、立派な舞台人になるため芸の道に精進します」とあいさつした。

 午前10時すぎ、15都府県から集まった15~18歳の新入生がグレーの制服に身を包み、男役は髪をリーゼントに、娘役は後ろで三つ編みにして講堂に登場。入学後2年間、バレエや日本舞踊、声楽のレッスンを受け、歌劇団への入団を目指す。

 宝塚音楽学校は1913年に劇団「宝塚唱歌隊」として発足し、来年7月に100周年を迎える。戦争で一時生徒の募集を中止したが、発足当初は1年に何度か入学させることがあったため、今年の新入生が100期生となった。

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