その日が…談志さん「死んだら見出し決まっている “だんしがしんだ”」

[ 2011年11月24日 06:48 ]

立川談志さん死去

 「おれが死んだら新聞の見出しは決まっている。上から読んでも下から読んでも“だんしがしんだ”」と、ジョークに包んで話し、03年には講談社から「談志が死んだ」という本まで出版した談志さん。残念ながら、その日が来てしまった。

 戻った落語界では83年に真打ち制度をめぐって小さん会長らと対立し脱退。自ら家元を名乗って立川流を立ち上げた。ビートたけし(64)ら著名な弟子も多い。

 「芝浜」「居残り佐平次」など伝説の高座も多く、著書「現代落語論」はファンのバイブルとして読み継がれている。晩年は病気との闘いが続いたが、最後まで落語を愛し、そして殉じた75年の生涯だった。

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2011年11月24日のニュース