ＡＫＢ脱退の小野恵令奈　ガッキー事務所で活動再開

芸能界復帰する元ＡＫＢメンバーの小野恵令奈

　海外留学を理由に昨年９月にＡＫＢ４８を卒業し、芸能活動を休止していた小野恵令奈（１７）が３０日、活動再開を発表した。吉川ひなの（３１）、長谷川京子（３３）、新垣結衣（２３）らと同じ芸能事務所「レプロエンタテインメント」に所属する。

　この日、都内で行われた女優の川島海荷（１７）らレプロ所属の５人によるパフォーマンスガールズユニット「９ｎｉｎｅ」のファンミーティングにサプライズで登場し、「きょうから９ｎｉｎｅの後輩になりました！」と笑顔で報告。同日にブログも立ち上げ、「もっと広い世界を見たいと、真剣に留学を考えたこともあります。でもやはり私はステージに立っていないと私らしく生きられないと気付きました」と思いをつづった。

　０６年にＡＫＢ４８としてデビュー。愛くるしい童顔の妹キャラで「えれぴょん」の愛称で人気を集めた。選抜総選挙では０９年に１１位、昨年も１５位と高い人気を誇っていたが、昨年７月のコンサートで、海外留学を理由に卒業することを突如発表。ＡＫＢ４８ブレーク後の人気メンバーの卒業は初めてで、惜しむ声も多かったが、同９月の卒業公演をもって脱退した。

　今後の活動は未定だが、本人はステージに立ちたいという思いが強く、関係者は「ソロ歌手で活動する可能性もある」。一方で以前から「夢は女優」と公言。留学の理由も「演技の勉強をするため」だった。レプロには新垣ら見習うべき先輩も多いことから、女優への道も大きく開いた形だ。

　◆小野　恵令奈（おの・えれな）１９９３年（平５）１１月２６日、東京都生まれの１７歳。０６年４月に１２歳でＡＫＢ４８・チームＫとして劇場デビュー。「会いたかった」など１６曲で選抜メンバー。昨年公開の映画「さんかく」でヒロイン役を演じた。趣味は音楽鑑賞、カメラ。１メートル５４、血液型Ａ。