児玉清さん死去 アタック25の司会として親しまれる

[ 2011年5月17日 19:43 ]

16日に死去した俳優の児玉清さん

 映画やテレビドラマで活躍し、クイズ番組「パネルクイズ アタック25」の司会者として30年以上も親しまれた俳優の児玉清(こだま・きよし、本名北川清=きたがわ・きよし)さんが16日午後0時28分、胃がんのため東京都内の病院で死去した。77歳。東京都出身。葬儀・告別式は21日午前11時半から東京都文京区大塚5の40の1、護国寺桂昌殿で。喪主は妻北川好子(よしこ)さん。

 学習院大在学中に演劇グループを結成。卒業後、第13期ニューフェースとして東宝入りし、映画「別れて生きるときも」「戦場にながれる歌」などで活躍した。

 1967年にフリーとなり、テレビのホームドラマなどに出演。75年に始まった「アタック25」では36年間にわたって司会を担当。切れのいい進行ぶりが人気となる一方、ドラマで安定感のある脇役を務め、若い俳優たちを支えた。

 出演作にドラマ「HERO」「龍馬伝」など。読書家で書評も多く執筆し、NHKBSの番組「週刊ブックレビュー」の司会も務めた。著書に自伝的エッセー「負けるのは美しく」「寝ても覚めても本の虫」などがある。

 体調不良を理由に、3月31日の番組収録から「アタック25」の収録を欠席していた。

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2011年5月17日のニュース