2カ月ぶり公の場に…小向美奈子“恩人”葬儀に出席

[ 2011年5月17日 06:00 ]

団鬼六氏の葬儀に参列する小向美奈子

 6日に食道がんで亡くなったSM小説家の団鬼六(だん・おにろく、本名黒岩幸彦=くろいわ・ゆきひこ)さん(享年79)の葬儀・告別式が16日、東京都港区の増上寺で営まれ、タレント小向美奈子(25)が弔問した。

 公の場に姿を見せたのは、覚せい剤取締法違反(譲り受け)容疑で逮捕され、処分保留で釈放された3月18日以来。焼香を済ませて報道陣を避けるように会場を去った後、ツイッターを約4カ月ぶりに更新。「団鬼六先生の御冥福を心よりお祈り申し上げます」とコメントした。

 黒いミニワンピース、ジャケット姿で会場入り。3月の逮捕直前、フィリピン滞在中に豊満さを増した体形はそのままだった。報道陣のフラッシュにも動じず、口は真一文字。他の弔問客によると弔辞を読んだ元女優の谷ナオミさん(62)らとともに、最前列に着席。涙は流さず、周囲ともほとんど話をしなかったという。

 09年1月に覚せい剤取締法違反で逮捕、起訴され、懲役1年6月、執行猶予3年の判決を受けた小向にとって、団氏は芸能界復帰のチャンスを与えてくれた恩人。団氏が原作を手掛けた映画「花と蛇3」(昨年8月公開)の主演に抜てきされ、緊縛シーンに体当たりで挑んだ。団氏からは「目を見れば分かる。マゾヒストの目だ」と高く評価され、「多くの方に支えてもらい、感謝の気持ちでいっぱい」と話していた。

 この日は混乱を避けたかったのか、出棺前に関係者が運転する白いワゴン車に乗って裏口から会場を後にした。

続きを表示

2011年5月17日のニュース