樹木希林 “夫”逮捕に「ありがたい」離婚は否定

[ 2011年5月14日 06:00 ]

夫の内田裕也容疑者の逮捕について語る樹木希林

内田裕也容疑者逮捕

 樹木希林は会見冒頭で「本当の謝罪は本人から。私は頭を下げないでおきます」と切り出した。報道陣50人を自宅に招き入れ、事務所スタッフもいない中、約50分間にわたって淡々と質問に答えた。

 逮捕については「遅かったな。何十年前に起こっててもおかしくなかった」と驚きはない様子。口を打つのは辛らつな言葉ばかり。「(社会に)さらしてくれてうれしかった」「お仕置き?そういうふうになれば私としてはありがたい」と夫を突き放した。「生き方を変えるなり、区切りをつけるなりしなくちゃいけない」と、生活をあらためることも望んだ。

 新婚当初から、毎晩のように内田容疑者から暴力を受け別居。35年以上“別居婚”を続けており、「籍を入れた以上、今後もどうするかはその都度考えながら、引き受けていくしかない」と話し、離婚は完全否定した。

 一方で、容疑者を一番理解しているのも希林。女性とのトラブルは「(夫の)原動力みたいなもの」とし、鍵を取り換えたことに関しても「ウチの電気ひとつ替えることもできないのに。見直したね」と皮肉交じりに話して笑った。

 先月22日から放送され、夫婦で初共演した結婚情報誌「ゼクシィ」のCMは、当初から放送はこの日までの予定だった。結婚39年目での初共演は大きな話題になった。「結婚の良いところってなんでしょうね」と聞くと、内田容疑者が「ノーコメント」「ロックンロール」と答える内容。幸せな夫婦を描いてはおらず、希林は「うそをついて“俺はこういう人間だ”と言ってるわけではないので少し助かった」と、笑わせた。

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2011年5月14日のニュース