復縁迫り脅迫文、不法侵入…内田裕也容疑者逮捕

[ 2011年5月14日 06:00 ]

3月、渋谷で東日本大震災への募金支援を呼びかける内田裕也容疑者

 交際をやめようとした女性を脅し、復縁を迫ったとして警視庁原宿署は13日までに、強要未遂と住居侵入の疑いでロックミュージシャンの内田裕也容疑者(71)=本名雄也=を逮捕した。内田容疑者は「間違いありません」と容疑を認めている。妻で女優の樹木希林(68)は同日、東京都渋谷区内の自宅で記者会見し、夫の逮捕について「私としてはありがたい」と話した。

 逮捕容疑は4月2日、交際していた都内の女性会社員(50)宅に「会社に連絡した。内容は、暴力団と交際している。アブリをやっている。まだ実名は言ってない。よく考えて一週間以内にTELを。今ならまだ間に合う」などという手紙を投函(とうかん)。同19日には女性宅の鍵を業者に依頼して無断で取り換え、室内に侵入した疑い。元女優酒井法子による覚せい剤取締法違反事件(09年)で一般にも広まった覚せい剤の吸引方法「あぶり」という言葉も使い、脅したとされる。

 警視庁によると、内田容疑者は現在、原宿署で取り調べを受けている。「手紙を書いたことや女性の部屋に侵入したことは間違いない」と容疑を認め、「脅すつもりはなかった」などと話しているという。弁護士と接見しており、関係者によると「理由はどうであれ、やったことについては反省していた」という。

 被害女性とは、09年12月ごろから交際。女性の自宅で一時、同居生活も送っていた。10年3月ごろから暴力を受けるようになったとして、女性は原宿署にたびたび相談していた。

 女性から別れ話を切り出したが、内田容疑者は応じなかった。今年3月3日には、女性が身を寄せていた都内の実家にも押しかけ、テーブルをひっくり返すなどしたといい、原宿署は「ストーカー規制法に触れる」と注意していた。同7日には、女性が再び原宿署を訪れ「暴力を振るわれている。(内田容疑者が)合鍵を持っているのでどうしたらいいか」と相談。4月2日には内田容疑者が女性宅のポストに手紙を投函。怖くなった女性は玄関の鍵を替えた。

 同19日、内田容疑者は女性の留守中に自宅を訪問。玄関の鍵が開かないことから業者に連絡し、女性に無断で鍵を付け替えさせた。その後、女性が帰宅。鍵が開かないことを不審に思っていると、家の中から内田容疑者が出てきた。女性は原宿署に被害届を提出。同署では慎重に調べ、12日夜、内田容疑者を逮捕した。

 会見した希林によると、女性は航空会社の客室乗務員。女性が、別の男性に貢いだ現金などを返してほしがっていることを耳にした内田容疑者が、「俺が取り返してやる」と男性に掛け合い、実行したことがきっかけで交際が始まったという。

 【内田裕也容疑者 過去の騒動】

 ▼大麻 77年9月、大麻取締法違反の疑いで事情聴取を受け、起訴猶予処分に

 ▼離婚届 81年、一方的に離婚届を提出したため、樹木が「無効」と主張して東京地裁に提訴。判決は「離婚無効」

 ▼銃刀法違反 83年6月、外国人アーティストを招へいする音楽事務所に泥酔して包丁を持って押し入り、自ら110番して現行犯逮捕。「外国人ロック歌手ばかり使い、日本人を使わないので抗議しようと思った」

 ▼不倫 女優島田陽子と89年ごろから交際。一緒にハワイ旅行に行くなどしたが、その後、破局

 ◆内田 裕也(うちだ・ゆうや)本名内田雄也。1939年(昭14)11月17日、兵庫県生まれの71歳。高校を中退し音楽活動開始。59年に日劇ウエスタンカーニバルに初出場。73年から「打倒!NHK紅白歌合戦」をテーマに年越しロックイベントを開催。俳優として映画「十階のモスキート」(83年)、「コミック雑誌なんかいらない!」(86年)などに主演。91年には東京都知事選に無所属で出馬。16候補中5位だった。血液型B。

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