浅利氏 浪速の子役に太鼓判「度胸よくてやんちゃ」

[ 2011年5月12日 06:00 ]

会見した(前列左から)藤原崇起阪神電鉄社長、笠松はる、井上智恵、土居裕子、浅利慶太氏(後列左から)村俊英、芝清道、秋山知子

 劇団四季のミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」大阪公演(9月中旬開幕、大阪四季劇場)の製作発表会見が11日、大阪市内で開かれた。

 第2次大戦中、ナチス占領下のオーストリアを舞台にした物語で、これまで世界中で映画や舞台が上演されてきた名作。昨年4月に始まった東京公演は11カ月のロングランとなった。

 同劇団代表の浅利慶太氏(78)は「50年くらいミュージカルをやってきて、いい作品を挙げるとしたらウエスト・サイド・ストーリーとこの作品。やれてよかったとしみじみ思う」と自信の弁。大阪府吹田市出身でマリア役を演じる笠松はるも「生まれ育った大好きな大阪でやれるのがうれしい」と意気込み、トラップ大佐役の村俊英は「60年代に映画でこの作品を見てからレコードをすり切れるくらい聴いた。出演できるのが光栄」と背筋を伸ばした。

 7人の子役も先月にオーディションを開いて200人以上の中から選考済み。浅利氏は「今の子供はレベルが高い。大阪の子は東京の子より度胸がよくて、やんちゃ」と浪速っ子に太鼓判を押した。ただ、法律で午後9時以降は舞台に立てないため「終演は9時を過ぎるので子役はカーテンコールに出られない。日本はいけない国。法改正するように記事でプレッシャーをかけてください」と苦笑いで訴えていた。

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2011年5月12日のニュース