ディカプリオ、イーストウッドら被災者へエール

[ 2011年5月12日 06:00 ]

 東日本大震災は11日で丸2カ月を迎え、地震発生時刻の午後2時46分に各地で犠牲者を悼み、黙とうがささげられた。そして海外からは、各界のスーパースターから被災者へメッセージが届けられた。米俳優レオナルド・ディカプリオ(36)やクリント・イーストウッド(80)らが動画サイトで思いを伝えている。

 ビデオメッセージはハリウッドでも活躍中の俳優渡辺謙(51)の呼び掛けに、各界のスターが応じて実現した。日系人のウクレレ奏者ジェイク・シマブクロ(34)の音楽をバックに、直筆のメッセージを持った著名人35人が次々に現れる。

 世界的な俳優、女優、スポーツ選手などそうそうたる面々。ディカプリオは「私たちは日本を支援します。あなたたちは強く、勇敢だ。きっと乗り越えられる」とメッセージを寄せ、イーストウッドは「私たちの祈りはあなたたちとともにある」と思いを伝えている。

 また、女優キャメロン・ディアス(38)は「私のハートはあなたのハートと共に」とし、マット・デイモン(40)、ジョン・トラボルタ(57)、シャーリーズ・セロン(35)らハリウッド俳優を中心に、大リーガーの松井秀喜(36)らも参加している。

 ロサンゼルスで出演者の調整などした関係者によると、渡辺が一緒に仕事をした俳優仲間らに手紙で協力を要請したところ、予想を上回る多くの著名人から「協力したい」と申し出があった。スタッフが出向いて撮影したほか、ディカプリオらは自身のスタッフに撮影させた動画を送ってきたという。

 キャメロンは手書きのメッセージをあらかじめ3パターン用意。その上で「日本人のスタッフに一番伝わるものを選んでほしい」と託したという。また、デイモンは「絶対にやりたい」と映画の撮影の休憩時間を割いて参加した。このほか、ジョニー・デップ(47)らが震災被害と原発事故について自ら説明し、支援を求める映像もある。

 渡辺が募金を集めるためにつくったサイト「ユナイト・フォー・ジャパン」と、被災者向けにつくった日本語サイト「kizuna311」で閲覧可能。直筆のメッセージを出品してチャリティーオークションを行うことも検討している。

続きを表示

2011年5月12日のニュース