ちばてつやさんら 風評被害の農産物即売会

[ 2011年4月16日 18:31 ]

 原発事故の風評被害に苦しむ福島県などの農産物の即売会が16日、東京都新宿区の淀橋市場で開かれた。漫画家のちばてつやさん、エッセイストの海老名香葉子さんや、海老名さんの次男林家三平さんら落語家たちが、農家や被災者への支援を呼び掛けた。

 即売会は福島のネギやニラなどが100円で売られたほか、茨城、栃木、群馬、千葉県産の野菜や果物も並び、身動きが取れないほどの人出でにぎわった。

 販売を手伝ったちばさんは「日本人の生活を支える人々が今、ピンチを迎えている。少しでも恩返ししたい」と話した。海老名さんは、募金に応じた人たちに涙ぐみながら頭を下げ、被災者に向けては「希望を持って力強く立ち上がってほしい」とエールを送った。

 関係者によると、淀橋市場では、原発事故が深刻化した3月中旬、大手量販店が買い控えに走ったため、値段が付かない状態に。その後、持ち直したが、依然厳しい状況が続いているという。

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