上戸彩 石原軍団炊き出し飛び入り!共演渡に直談判

[ 2011年4月16日 06:00 ]

震災で姉を亡くした佐藤珠莉ちゃんを抱き上げる上戸彩。右は母親の美香さん

 石原プロモーションが宮城県石巻市で行っている東日本大震災の救援炊き出しに15日、女優の上戸彩(25)が飛び入り参加した。社長を務める俳優の渡哲也(69)に志願しての合流。被災者に料理を手渡しながら一人一人に「負けないで」など声をかけた。姉を亡くした少女を何度も強く抱きしめる場面もあり、「悲惨な現実に声を失った。支援を続けることが大切だと思いました」と神妙に語った。

 早朝4時に都内の自宅を出発した上戸は、ほぼノーメーク。それでも、舘ひろし(61)が「見とれてました」と話すほど素敵な笑顔。石原軍団に咲いた紅一点に、訪れた1500人の被災者らは「可愛い~!」「顔小さい!」と握手を求めて殺到した。

 「石原プロさんにきっかけをいただいて感謝してます。被災地に行って何かしたいけど、どうしたらいいか分からないという人たちの代表のつもりで来ました」

 渡と共演した09年のテレビ朝日ドラマ「結婚」のロケを行った福島県いわき市の旅館が壊滅したことに強い衝撃を受け、被災地への支援を模索していた。渡に「石原プロで炊き出しをするときは、絶対私も参加させてください」と何度も直談判していたという。

 午前11時ごろに会場に到着し約3時間、焼きそば作りや食事の配布にフル回転。渡が「ほとんど寝てないんだろ?休みなよ」と声をかけても「大丈夫です!」と笑顔。子供には、あやすように表情を崩し「いっぱい食べて大きくなってね」と優しく声をかけた。

 「とにかく支援を続けていくことが大切。私もそうしていきたい」。下着やアイマスク、ごみ袋など大量の支援物資を提供して、被災地をあとにした。

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