公演中止の宙組タカラジェンヌ 復興を願い合唱

[ 2011年4月3日 06:00 ]

大空祐飛(右から2人目)ら宝塚歌劇団宙組のタカラジェンヌが、東日本大震災の復興を願って「上を向いて歩こう」を合唱

 宝塚歌劇団宙組の男役トップ・大空祐飛、娘役トップ・野々すみ花、宙組組長の寿つかさら10人が2日、大阪市の阪急梅田駅で東日本大震災の募金活動をした。

 はかま姿のタカラジェンヌ10人が並ぶと、駅構内は女性を中心に大勢の人でごった返した。大空は、16年前の阪神大震災のときに全国から励まされて、宝塚歌劇が復興したことに、あらためて感謝した。

 その上で「被災地に夢、希望、勇気を。関西から被災地へエールを」と、当時の“恩返し”を誓い、復興の願いを込めて「上を向いて歩こう」「明日へのエナジー」「すみれの花咲く頃」の3曲を合唱。募金を呼び掛けた。

 大空、野々、寿は梅田での活動後に阪急西宮北口駅に移動。別の宙組メンバー14人と合流して、募金を訴えた。

 3日も午後2時30分から阪急宝塚駅構内で実施する。集まった募金は日本赤十字社を通じて被災地へ送られる。

 宙組は震災の影響で、東京・日本青年館で2日まで上演するはずだった「ヴァレンチノ」が中止になっている。

続きを表示

2011年4月3日のニュース