海老蔵「酒癖の悪さが要因」灰皿テキーラは“象徴”

[ 2010年12月29日 06:00 ]

会見で涙をぬぐうような仕草を見せる市川海老蔵

 【海老蔵、示談成立】海老蔵は会見序盤で「酒癖の悪さが全ての要因にある。深く反省しています」とあえて強調。酒癖の悪さが事件を招き、詳細な真相が明かされないままの示談決着になったことを自ら明らかにした。

 「飲むと甘えが大きく作用し、理性をコントロールできないと反省した」と自己分析。事件の発端を「酒席での振る舞いに問題があった」とした。横暴な態度の象徴として報じられた「灰皿テキーラ」について、海老蔵と飲んだことのある人物は「あれは彼の恒例行事で世の中で捉えられているイメージとは違う。人に強要するのではなく、海老蔵自身が飲んで他人にも飲ませるんです。自らの暴れっぷりを誇示するための儀式ですから、横暴さというよりはまさに酒癖の悪さの象徴なんです」と明かした。
 海老蔵は会見で、暴行現場が6階か11階かも覚えていないほど記憶が曖昧なことも繰り返し説明。これが公判維持に致命傷となった。
 それだけに、約300人の報道陣からは断酒の意思を問う質問が。生粋の酒好きが首をもたげたか、思わず「当分…」と口をついたが、すぐわれに返り「というか、お酒ということは考えたくございません」。無期限ではなく“生涯断酒”ともとれる決意を示した。
 退院翌日の7日に開いた前回会見では「自分に非はない」など自己弁護ともとれる発言もあったが、この日は一変。心を入れ替えた表れかのように、約1時間にわたり反省の弁を述べ続けた。
 批判を受けた長おじぎや水の両手飲みなど、前回の反省点もきっちり修正。人間性の改善を見せ「稽古事の前に、まず自分を見つめ直すことから始めたい」と話した。

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