水嶋ヒロ 発売2週間足らずで100万部到達

[ 2010年12月29日 06:00 ]

 ポプラ社は28日、同社が発行する俳優・水嶋ヒロ(26)の小説「KAGEROU」の発行部数が、累計100万部に達したことを明らかにした。今月15日の発売から、2週間足らずで大台に乗った。

 今年、約85万部を売り上げた村上春樹氏の小説「1Q84 BOOK3」(新潮社)は発売から12日目で発行部数100万部に到達しており、「KAGEROU」はそれに次ぐペース。同社の担当者は「ポプラ社での新人作家作品としては史上最速だと思う」と声を弾ませた。
 実売数では、発売5日間で35・1万部(オリコン集計、13~19日)。歴代初動売り上げとしては08年7月の「ハリー・ポッターと死の秘宝」の119・1万部、「1Q84 BOOK3」の39・8万部に続く3位。20日以降の数字は30日に発表される予定で、その後の伸びも注目される。
 「KAGEROU」は、水嶋が本名の斎藤智裕名義で執筆した初めての小説。第5回ポプラ社小説大賞を受賞して高い注目を集め、同社に注文や問い合わせが殺到。発売時の発行部数が異例の43万部で、その後も増刷を重ねている。

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