目撃者が証言…海老蔵、半裸で土下座姿撮られた

[ 2010年12月1日 06:00 ]

土下座写真を撮られていたことが明らかになった市川海老蔵

 歌舞伎俳優の市川海老蔵(32)が殴られ重傷を負った事件で、警視庁は30日、現場となった東京・西麻布のビル11階にある飲食店を検証、裏付け捜査を始めた。一方、海老蔵が暴行を受けた直後、警視庁が傷害容疑で逮捕状を取った元サッカー選手の男(26)らにパンツを脱いだ状態で土下座をしていたとの証言が浮上。男らはその姿を携帯電話で撮っていたとの情報もあり、警視庁では詳しい経緯を調べている。

 目撃者によると、海老蔵は事件が起きた先月25日未明、ビル11階のカラオケバーで男にシャンパンボトルで頭を殴られ、拳で3発顔面を殴打された。その後、ズボンとパンツを脱ぎ、土下座。その姿を男らに携帯電話で撮影されたという。海老蔵が紛失したとしている自身の携帯電話でも撮られた可能性がある。
 事件後の同日早朝、現場付近の裏道を歩く海老蔵を目撃した男性は「シャツは血まみれで下はステテコだった」と話した。海老蔵が逃げる際もズボンをはいていなかったことを示す証言だ。
 このカラオケバーには男以外にも、その兄貴分とされる男性2人が一緒におり、海老蔵が警視庁に「知人」と話しているのはこのうちの1人。いずれもかつて不良グループに属していたとされ、どういう経緯で知り合ったかは分かっていない。
 目撃者の話では、海老蔵は酒に酔っていくうちに「俺は人間国宝になる人間だ」などと言い、男らを見下すような言葉を何度も発したという。男は海老蔵の発言で次第に怒りを募らせていったようで、海老蔵が酔いつぶれた知人の髪をつかんだり、頭に酒をかけるなどしたところで激高、暴行に及んだ。関係者によると、海老蔵は2~3年前と4~5年前の2回、男がかつて属した暴走族とトラブルになったことがあり、いずれも海老蔵の知り合いが仲介し解決。それらの際も土下座して謝罪したとされる。
 

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2010年12月1日のニュース