パニック障害、不眠症、うつ…「私の力不足」

[ 2010年11月17日 06:00 ]

 【松平健・マスコミ各社にあてたコメント】

 この度は、私事でお騒がせ致しまして誠に申し訳ございません。亡き妻・友里子とは、五年という短い結婚生活ではありましたが、その間、懸命に家庭を守ってくれた良き妻でございました。出産後、その一途な性格で子育て、母の介護など、日々完璧にこなそうと取り組んだ結果、友里子はしだいに体調を壊すこととなりました。パニック障害・不眠症・うつ状態を引き起こし、この三年はいろいろな病院にもかかりましたが、結局、心通じ合う医師とはめぐり合うことができませんでした。また今年六月には、ずっと苦楽を共に過ごしてきた姉妹のような最愛の母を亡くし、深い悲しみにも襲われ、友里子は自分のからだの一部を失ったかのようでした。それだけ、友里子にとって母の存在は大きかったのだと思います。その後も、手助けをしてくれる人達とできる限りのことはして参りましたが、今回このような結果となりましたのは、偏に私の力不足かと悔やんでおります。俳優という留守がちな仕事ではありますが、私が居りながら亡き母の穴を埋めきれず、愛する母のもとへ旅立たせてしまったこと、今はただただ残念な気持ちでいっぱいでございます。友里子のファンの皆様、支えて下さった皆様、親交のあった方々にも申し訳なく思って居ます。
 只今私は、九州・博多座公演中でもあり、博多座様はじめファンの皆様・各方面の皆様には大変ご心配・ご迷惑をおかけしました事、ほんとうに申し訳なく心よりお詫び申し上げます。また、温かいお励ましのお言葉を頂戴致しました皆様、本当に有難うございます、深く深く感謝到しております。千穐楽まで、心をこめて勤め上げますので、今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
 葬儀に関しましては、十二月に入りましてから、近親者のみで執り行うつもりでございます。何卒、ご理解賜ります様お願い申し上げます。また、マスコミの皆様には、自宅周辺及び劇場周辺での取材は、近隣や皆様にご迷惑となりますので、誠に勝手ではございますが、どうかお控えいただきますようご協力の程お願い申し上げます。(原文のまま)

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2010年11月17日のニュース